最近パタゴニア愛が止まらない。
いままでブランドに興味がなかった分、反動で嗜好が極端に傾いている気がする。
思うままに買いまくっていたら破産するので自制するように努力をしている。
そんな中で「これだけは」と購入したのがパタゴニア フーディニ・ジャケット。
結果、マジで買ってよかったアイテムだった。その理由も添えてレビューする。
なんかの参考にしてほしい。
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【結論】マジでオールシーズン使える万能シェルジャケット
フーディニ・ジャケットは薄さ、軽さ、そして驚異的な防風性能を兼ね備えた、まさにオールシーズン使える万能シェルジャケット。
豪華絢爛なフルスペックなジャケットではないが、ここまで汎用性が高いアイテムはそうそうない。必要最低限を圧倒的な完成度で仕上げてきた超軽量シェル。
それがフーディニ・ジャケット。
カラー展開が豊富
パタゴニアは色展開が比較的多く感じる。つまり、自分好みの色を見つけやすい。
自分が選んだのはNouveau Green。最初は無難にブラックを選ぼうとしたが、実店舗で見て一目ぼれした。高級感があるわけではないが、安物感もない。
言語化が難しいが、外連味があって良い色。とても気に入っている。
フーディニ・ジャケットの詳細スペック
フーディニ・ジャケットは、パタゴニアの最軽量ウィンドシェル。
最大の特徴は、圧倒的な軽さと防風性能、携帯性だ。
数値で表すと以下の通り。
素材
素材は10デニール・リップストップ・ナイロン100％。
10デニールという薄さは紙よりも薄い。激薄ながらリップストップ構造で耐久性もしっかり確保。素材はサラサラで思ったより肌触りがいい。長時間着ていても不快感なし。
重量
Sサイズで約100g。羽のように軽い。
100gは軽量ウィンドブレーカーとしても極めて軽い。実際に手に取ると、本当に軽い。屋外で軽く引っかけておくと、少しの風で飛んでいくか心配レベル。
超軽量＝着用時の負担がほぼゼロ。ソフトシェルジャケットは軽ければ軽いほど良い。
防風性・撥水性
高密度リップストップ・ナイロンで防風性は抜群。
DWR加工で撥水性も高く、小雨程度なら問題なし。ただし撥水であって防水ではないので、雨具としては使えない。
撥水性が高いと汚れも付きにくいし手入れも楽。
リップストップ・ナイロンを採用
フーディニ・ジャケットには、パタゴニア得意のリップストップ・ナイロンを採用。
リップストップ・ナイロンは耐摩耗性と耐久性に優れている。
他の有名アウトドアブランドでも多用されているし、各メーカーの耐久試験に合格している。由緒ある生地。
軽量ながら高い耐久性を誇り、引っ掛けや破れに強いのが特徴。タウンユースで多少ラフに扱っても、全く問題なし。
防風性能がクソ高い
フーディニ・ジャケットの高い防風性能は、リップストップ・ナイロンの高密度な織り込みとDWR加工という二つの要素が悪魔合体することで実現されている。
高密度な織り込みで防風性能アップ
リップストップ・ナイロンの高密度な織り込みにより、生地の隙間が最小限に抑えられる。
結果、風が通り抜けるのを防いでくれる。
DWR加工により結果的に防風性能アップ
DWR加工によって生地表面に撥水層が形成され、風と共に舞い込んだ雨水を吹き飛ばしてしまう。これにより生地が濡れにくくなり、風による体感温度の低下を抑えられる。
フーディニ・ジャケットは、高密度な織り込みで風の侵入を防ぎ、DWR加工で水の侵入もシャットアウトする。
つまり、二層の防御体制で高い防風性能を実現している。
デザインは平凡
デザインに関しては、ぶっちゃけかなり平凡。
派手なロゴや特徴的なシルエットはない。非常にシンプルなデザイン。
そこが逆に良い。アウトドアブランドらしい機能性を持ちながら、街中でも全く浮かない。
めっちゃ地味だがフードの引き絞り方や袖口の処理など、使いやすいように細部にまでこだわった造りをしている。
個人的にはド派手デザインより、日常に溶け込むシンプルデザインの方が好き。
携帯性
パッカブル機能により、ジャケット自体を胸ポケットに収納できる。
使わないときは簡単にしまえるのが便利。
実際に触ると生地の薄さに驚く。着用してみると生地の薄さから頼りない感覚を抱くが、驚くほど風を通さないため、想像以上に暖かい。また、素材の肌触りも良く、長時間着用していても不快感はない。
USサイズなので購入時は注意すべし
パタゴニアはアメリカメーカーなので、サイズ表記はUSサイズ。日本の感覚でサイズを選んでしまうと、思っていたサイズ感とズレる。
俺は身長175cm、体重65kgなのでMサイズを購入したが、胸やウエストに少し余裕がある。冬服を着込んでもアウターとして使える感じだ。
よりスマートなシルエットにしたいならSサイズでも良かったかもしれない。
でもオールシーズンで使うつもりだから、やや大きめを選んだ。
パタゴニア公式サイトに以下のサイズリストがあるので、購入前にチェックすべし。
下記はフーディニ・ジャケットのサイズ表。
下記はパタゴニアが想定するサイズと体のサイズ表。
季節別に使い方を分けると良いかも
題名にもある通りフーディニはオールシーズン使えるジャケットだ。
ただし、季節ごとに使い方を変えたほうがより快適だ。
どう使うかなんて個人の自由だし余計なお世話かもしれない。
だがまぁ、個人的にこう使えば使いやすかったよ、くらいは言っても損はないだろう。
春～夏の使い方
春先や涼しい夏の朝晩には、Tシャツや薄手のパーカーの上に羽織るとちょうど良い。
特に春は、風が冷たく感じる場面が多い。そんなときにフーディニの防風性能が役立つ。
日中は暑くなっても、ジャケットを胸ポケットにパッカブルできるので邪魔にならない。持ち運びも楽。
イージーな考えで使えるから楽ちん。
秋～冬の使い方
秋ならまだしも、冬のアウターとしては正直使えない。薄すぎて保温性能はゼロに等しい。
でもミドラーとして使うなら話は別。フリースやダウンジャケットの下に重ねることで、保温力がアップ。
特に風の強い日には、このジャケットの防風性能が外気をシャットアウトしてくれる。これ一枚があるだけで、寒さ対策が大きく変わる。
屋内ではアウターを脱ぎ、フーディニで過ごすのも便利。まさに一石二鳥。
パタゴニアは偽物が多い
残念ながら中古市場にはパタゴニアの偽物が多く出回っている。
パタゴニアは人気ブランドだからコピー品も出来がいい。一見しただけでは正規品と見分けがつかない。ましてネットで購入するなら掲示されている画像の商品が送られてくるかも分からない。
悪質なケースだと、美品の中古と偽って出品される場合がある。自分は知らなかった、本物だと思っていたと言わんばかりだ。
コスパ重視で激安で手に入れてもコピー品では意味がない。
安心して購入するには、やはり正規店や大手通販サイトを利用するのがマスト。目利きができないフリマサイトやオークションサイトでの個人取引はおすすめしない。
洗濯方法とお手入れ方法
フーディニ・ジャケットは洗濯機で洗える。
普通にご自宅の中性洗剤、弱水流で洗えば問題ない。公式サイトでも「普通の洗濯機で、普通に洗って、普通に乾かせ」とある。気になるならネットに入れる程度で十分。
ただしナイロン生地であるので、乾燥機はやめておいた方がいいだろう。公式に特に注意書きはないが、常識的に考えて柔軟剤も避けた方が無難。
ナイロンにとって良いことはないし、わざわざリスクを取る必要はない。
使い勝手が良すぎて特に不満を感じない
正直、このジャケットに関しては、特に不満がない。
薄くて軽いくせに丈夫。防風性も問題なし。しかもコンパクトに収納できる。シンプルさゆえに使い勝手が良すぎる。
「必要十分」の意味を再認識させられた。普段使いにフルスペックの機能は要らない。結局、求められるのはシンプルで気兼ねなく使えるということ。
フーディニ・ジャケットはその典型であり、一つの回答のような気がする。
