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【パタゴニア ブラックホール・トート 25L レビュー】実用性重視のタフバッグ。しかも軽い。

自分は仕事用に小さめのビジネストートバッグを使っている。冬場は弁当、水筒、書類、薬程度が入れば事足りる。

だが、今年の夏は異常に暑い。500mlの水筒、2Lの追加用水筒、保冷バッグに入れた弁当、空調服、汗拭きタオル2枚。他にも細々したものが増えて、さすがに容量オーバー。

これでは到底収まりきらない。

自分が欲しいのは「軽くて」「大容量で幅広」「防水で横長」のトートバッグ。

まさにブルーワーカー欲張りセットが欲しい。しかし、意外にも探してもピンとくるものが見つからず、何度か夏を超えてしまっていた。

今年満を持して、ついに出会ったのがパタゴニア ブラックホール・トート 25Lだ。

俺のワガママな要求をすべて満たしてくれている。

パタゴニアには感謝の意を表したい。

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【結論】荷物を多めに運ぶならこれが一番楽

パタゴニア ブラックホール・トート 25Lはとにかく大容量で丈夫、そして軽い。

仕事で大量の荷物を持つ必要がある人、マザーズバッグを探している人など、とにかく荷物が多くて困っている人におすすめ。

俺のように夏場の現場仕事で荷物が多くなりがちな人には、このバッグの収納力と耐久性はありがたい。

ブラックホールシリーズのコンセプト

パタゴニアのブラックホールシリーズは「どんな冒険にも耐えうる、丈夫で多機能なバッグ」というコンセプトで作られている。

具体的には、高耐久性、多機能性、収納力、汎用性と公式HPにはいろいろ書かれているが、要するに「あらゆるシーンでも使える丈夫で軽く物がいっぱい入るバッグのシリーズ」。

実際に使ってみるとわかるが、ブラックホール・トートはまさにコンセプト通りだった。

ブラックホール・トート 25Lの詳細スペック

容量: 25L

素材: 300デニール・リップストップ・ナイロン

重量: 約360g

特徴: 防水性、耐久性、パッカブル、大容量

耐久性と実用性に全部りしたデザイン

デザインは派手ではない。パタゴニアのロゴも控えめ。

正直地味なデザインだが、造りを見ればやるべきことは全てやっている。

無駄な意匠は一つとして無い。実にシンプルかつ実用的に仕上げられている。

生地にはパタゴニアが得意とするリップストップ・ナイロンが使われており、耐久性に加え、防水性や防汚性も備えている。

持ち手部分はバッグ本体と一体化しており、持ち手が脱落するなんてことはまずない。

機能性を優先した、実に質実剛健なデザインだ。

リップストップ・ナイロンを採用

パタゴニアお得意のリップストップ・ナイロンは、アウトドア用品でよく使われる丈夫な素材。耐摩耗性・耐久性に優れている。

厚みも300デニールと格子状に補強糸が織り込まれており、引っ掛けられても破れにくいのが特徴。

実際触ってみると柔らかすぎずバリバリでもない、ちょうど良い硬さ。

生地も300デニールあるので重量物を入れても破けることはまずない。

めっちゃ軽い

驚くべきはその軽さ。360g。同容量のキャンバス・トートバッグより軽量。

これだけの容量を持ちながら、この軽さは異常。

シンプルな内装だから無駄な生地を使わないため、大きさの割に軽量化が実現されている。

バッグは軽ければ軽いほど良い。

防水性・防汚性もOK

DWR加工とは生地表面に撥水層を作り、水滴がしみ込むのを防ぐ技術。

この撥水層のおかげで、水滴の接触角が100度以上となり、コロコロと転がり落ちていく。

つまり、水を弾くだけでなく汚れが付きにくい効果も期待できる。

ただしDWR加工は完全な防水ではないので注意が必要。

縫製部分は防水処理されていないので、嵐や激しい雨には対応できない。

とはいえ小雨程度なら十分にカバーできる。日常使いレベルなら全く問題ない。

25L容量とは思えない収納力

内部はいたってシンプルな構造。内ポケットも最小限にとどめている。

無駄な仕切りがないからこそ、大きな荷物もすっぽり収まる。大容量だから何でも放り込める。

名前の通り、まさにブラックホール。

底の幅は広め

このバッグの底幅は広めになっており、これが使い勝手が良い理由でもある。

丸めた服、弁当袋、折り畳み傘、予備のレインコートなど、スッと収まる。

底が広いおかげで、荷物が片寄らず安定感も良い。自立性も高く置いたときにヘタらないのもポイント。

まさにブラックホールと呼ぶにふさわしい、飲み込むような収納力と安定感がある。

内部にプラスチックのフック付き

バッグを閉じるためのフックが内部についている。簡素な造りだが、機能は果たしている。

個人的にはボタン式のほうが着脱が楽だが、フックのほうがパンパンに詰めたときに勝手に外れないメリットがある。

パタゴニア側も荷物を詰め込む前提で設計しているのが垣間見える。

マザーズバッグとして使いやすい

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自分が使っているのをみた職場の人がマザーズバッグとして購入していた。話を聞いてみるとこんな感じ。

内側も外側も防水加工されてるから、子供の濡れモノをとりあえず鞄に入れても大丈夫。

バッグ自体が軽いので重くなりがちなマザーズバッグを少しでも軽量化できる。

丈夫だから多少ラフに扱っても良いと思えるので精神的に楽。

パタゴニアブランドだから外に持っていきやすいし、安っぽく見えないのが良い。

とのこと。

確かに言われてみれば頷ける。確かにマザーズバッグとしても使い勝手は良さそう。

荷物が少ないと使いずらい

大容量だからこそのデメリットもある。

少量の荷物だけを入れると、スペースが広すぎて中で荷物が暴れる。

財布やスマホ、ペットボトル程度の荷物しか入れない場合、バッグの中でガサガサ動いて収まりが悪い。

常に持ち物を厳選してコンパクトにまとめたい人には不向き。

このバッグは、むしろ「とにかくたくさん詰め込みたい」タイプの人にこそ本領を発揮する。

荷物が少ないと、逆にその大容量が仇になる。つまりミニマリストには不向き。

ショルダーバッグとして使用不可

持ち手がワイドなので肩に掛けることはできるが、スリングをつけてショルダーバッグのように使うことはできない。

そもそもスリングを引っ掛ける金具がない。

重いときは肩に掛けるか、両手で持って歩くしかない。パワープレイ。

ブラックホール・トート 25Lは、実用性重視のタフバッグ

パタゴニア ブラックホール・トート 25Lは、軽さ、容量、耐久性、防水性、どれを取っても満足のいくトートバッグだ。

機能性を重視する人、特に大量の荷物を持ち歩く必要がある人にとって、最適解の一つだと思う。

シンプルで地味なデザインでありながら実用面では文句なし。

夏場の現場仕事からママさんの日常使いまで幅広くカバーできる。

実用本位のシンプルさを許容できるなら、自信をもっておススメできる。

【パタゴニア ブラックホール・トート 25L レビュー】実用性重視のタフバッグ。しかも軽い。

自分は仕事用に小さめのビジネストートバッグを使っている。冬場は弁当、水筒、書類、薬程度が入れば事足りる。 だが、今年の夏は異常に暑い。500mlの水筒、2Lの追加用水筒、保冷バッグに入れた弁当、空調服、汗拭きタオル2枚。他にも細々したものが増えて、さすがに容量オーバー。 これでは到底収まりきらない。 自分が欲しいのは「軽くて」「大容量で幅広」「防水で横長」のトートバッグ。 まさにブルーワーカー欲張りセットが欲しい。しかし、意外にも探してもピンとくるものが見つからず、何度か夏を超えてしまっていた。 今年満を ...

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たろー

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