Soundcore Liberty 4はAnker史上最高傑作とも言えるほど、欲しい機能をすべて搭載したフラッグシップモデルだ。
独自の高音質ドライバー、3Dオーディオ、ウルトラノイズキャンセリング2.0、ハイレゾ再生、ヘルスモニタリング、CloudComfortイヤーチップ、長時間再生など、これ一つでイヤホンに求められる機能はすべて網羅。
フラッグシップモデルのわりに業界的には価格がかなり抑えられたコスパ最強機でもある。是非選択肢の一つに加えてもらいたい。
当記事は公式サイトで公開されている商品のスペックや情報をわかりやすく整理し、読者が自分にぴったりの商品かどうかを判断できるように作成しました。
商品の価格や品質、メーカーの戦略や市場動向なども分析しているので、最適なアイテム選びの参考にしてください！
デザイン：高級感はそこまでない
Soundcore Liberty 4のデザインは、正直値段の割に高級感はあまりない。奇抜な色の組み合わせや、メタル調の艶感はほぼ皆無。カラーはクラシックブラックとホワイトに加えて、スカイブルーとワインレッドと4色展開。
充電ケースは88gと他の軽量ケースと比べるとやや大き目。ポッケにいれるとふくらみが気になるかも。
USB-CポートとQi対応のワイヤレス充電が可能。毎回言ってるけど、ワイヤレス充電はめっちゃ便利だから絶対使った方が良い。家に帰ってきて充電器にポン置きするだけで良い。ストレスフリー。
LEDインジケーターでバッテリー残量を確認できる。
音質 ：ハイレゾ・３Dオーディオどちらも楽しめる
Soundcore Liberty 4は独自ドライバーA.C.A.A3.0を搭載。通常は1つしかないダイナミックドライバーを2つ同軸に配置することで低域から高域までクリアに再生される。
ハイレゾ音源対応のLDACコーデック採用
Soundcore Liberty 4はLDACコーデック対応。LDACコーデックは、Bluetoothで高解像度な音楽再生が可能な技術で、一般的なSBCコーデックと比べて約3倍の情報量を扱える。これによりハイレゾ音源をダウンコンバートすることなく、無線伝達できる。
３Dオーディオ対応
Soundcore Liberty4は3Dオーディオという面白い機能を備えている。
3Dオーディオとは、音源をリアルタイムに処理し、まるで現場で聞いているようなサラウンド環境を疑似的に構築する技術。
Soundcore Liberty 4は、Anker独自のアルゴリズムで3Dオーディオを実現。
頭をぐワングワン動かしてみると、イヤホン内部のジャイロセンサーが頭の動きを検知して音を変化させる。妙に臨場感があり面白い。
音楽だけでなく映画やゲームの音響にも使えるので、高音質だけでなく臨場感を味わいたい人にも最適。
強力なウルトラノイズキャンセリング搭載
Soundcore Liberty 4はAnker独自技術のウルトラノイズキャンセリング2.0を採用。
これは周囲の環境やシチュエーションに合わせて自動的にANC（アクティブ・ノイズキャンセリング）の強さを調節する機能。
例えば、電車や飛行機などの騒音が多い場所では最大級のノイズキャンセリングを行い、静かなオフィスや自宅では最小限のノイズキャンセリングを自動的に実行する。
ノイキャンの強弱を専用アプリでポチポチ設定する時代は終わった。面倒なことはすべてオートでやってくれる、それがウルトラノイズキャンセリング2.0。まさにウルトラ。
外音取り込み機能あり
トランスペアレントモードで外部音を取り込むことももちろん可能。状況に応じてワンタッチで切替できるのは便利。
接続 ：最新規格のBluetooth5.3対応
Anker Soundcore Liberty 4は最新規格Bluetooth 5.3に対応。安心安全の接続性能。接続切れや音ズレ、遅延の心配はない。
もし音ズレを感じるようなら、接続先のスマホやタブレットのBluetooth規格が古いかもしれない。
マルチポイント接続機能あり
おもしろ機能としてマルチポイント接続、つまり2台の端末に同時に接続することができる。例えば、スマートフォンで音楽を聴きながら、パソコンでウェブ会議にも参加できる。もっと悪い使い方もできるが、良い子はマネしないように。
再生時間：イヤホン単体で最大９時間再生可能
Soundcore Liberty 4はイヤホン単体で最大9時間も再生可能。一般的に7時間が相場だからバッテリー持ちは良い。
ただし充電ケース込みの最大連続再生時間が28時間とやや少なめ。
10分充電で約２時間の再生可能
とは言え10分間の充電で約2時間分の再生が可能だから、夜に充電を忘れてても朝飯を食べてる間に数時間分は使えちゃうので無問題。
バッテリー残量はLEDインジケーターやSoundcoreアプリから確認することができます。
通話品質：６マイクとAI技術で快適すぎる通話
Soundcore Liberty 4は通話品質も優秀。6つのマイクロフォンとAI技術によって背景騒音や風切り音などを除去。さらにビームフォーミング技術で声だけを集めて送信できるから環境音がうるさい場所でも苦もなく通話できる。
防水性能：日常防水程度のIPX4
Soundcore Liberty 4はIPX4防水規格に準拠しており、防水性能としてはやや貧弱。汗や水しぶき程度なら問題ないが、雨の中や風呂場には持ち込まないほうがいい。
あくまで日常防水レベルと考えよう。
Anker Soundcoreシリーズにおけるこの商品のポジション
Anker Soundcoreシリーズは多種多様な完全ワイヤレスイヤホンを展開しているが、「Soundcore Liberty 4」はその中でも値段・性能どちらも最上位クラスのポジション。
音質面では独自ドライバーA.C.A.A3.0搭載、ハイレゾ再生、3Dオーディオなどで最上位サウンドを出力できる。
使い心地の面でも、ウルトラノイズキャンセリング2.0、耳に優しいCloudComfortイヤーチップ、長時間再生などでストレスフリーな使用感を実現など配慮が行き届いている。
Soundcore Liberty 4はSoundcoreシリーズの中でも、最も自由度が高く、多様なニーズに応えることができる最上位機種モデルといえよう。
競合する商品との性能・値段比較
Soundcore Liberty 4は最低価格で14,430円（令和5年3月調べ）。
似たスペックの他社製品と比較してみるとコスパの良さがよく分かる。
- Sony WF-1000XM41
機能：ノイズキャンセリング機能やハイレゾ再生に対応した高級モデル。
価格：約30,000円。
- Bose QuietComfort Earbuds2
機能：ノイズキャンセリング機能や防水性能に優れたモデル。
価格：約28,000円。
- Jabra Elite 85t3
機能：ノイズキャンセリング機能やワイヤレス充電に対応したモデル。
価格：約20,000円。
- Beats Studio Buds
機能：ノイズキャンセリング機能やiOS/Androidの両方に対応したモデル。
価格：約18,000円。
- Samsung Galaxy Buds Pro
機能：ノイズキャンセリング機能や360度オーディオに対応したモデル。
価格：約16,000円。
ハイレゾ再生対応かつ3Dオーディオに対応したモデルはそもそも少ないのでコスパ比較はなかなか難しいが、上記のリストだけでもコスパの良さはハッキリとわかる。
Soundcore Liberty 4が最適なユーザー
Soundcore Liberty 4は最上位クラスのモデルであるから大抵の人に適している。
- 音楽や映画やゲームなどで臨場感あふれるサウンドを楽しみたい人
例：ロックやEDM、アクション映画、FPSゲームなどが好きな人
- 健康管理や運動中に心拍数やストレスレベルなどを測定したい人
例：ランニングやジム、ヨガやメディテーションなどを行う人
- 快適さやフィット感を重視する人
例：長時間イヤホンを装着することが多い人、耳の形に合わせて調整できるイヤーチップが好きな人
- 長時間連続して使用したい人
例：通勤通学や出張旅行、在宅勤務などでイヤホンの充電が面倒な人
- 安定した接続性能や通話品質を求める人
例：ビデオ会議やオンライン授業、友達や家族との電話が多い人
Soundcore Liberty 4に不向きなユーザー
一方で、Soundcore Liberty 4は以下のような人には向かないかもしれません。
- 予算が限られている人
例：1万円以下で完全ワイヤレスイヤホンを探している人
- 超小型軽量の充電ケースを好む人
例：ポケットに入れて持ち歩きたい人、手持ちのバッグが小さい人
- 高級感のあるデザイン、カラフルなデザインが好きな人
例：メタル調などの高級感を求める人、蛍光色など明るい色が好きな人、個性的なイヤホンを探している人
総括：Ankerのフラッグシップモデルは性能も価格も最強だった
Soundcore Liberty 4はAnker史上最高傑作と評されているが、確かに欲しい機能をすべて搭載した一台。高音質ドライバー、3Dオーディオ、ウルトラノイズキャンセリング2.0、ハイレゾ再生、ヘルスモニタリング、CloudComfortイヤーチップ、長時間再生などなど、これ一つで音楽を楽しむだけでなく、健康や快適さもサポートしてくれる。さすがはフラッグシップモデル。
他社製品と比較しても遜色がないくせに値段は一回り以上安いとコスパも最強。
予算が限られている人や小型軽量の充電ケースを好む人。カラフルなデザインが好きな人には向かないが、Soundcore Liberty 4はそれ以外の多くのユーザーがかなり満足できるモデルということが分かる。
