ガジェット

【レビュー】Torisky AIR Amazonの評判は良いけど実際はどうなの

Torisky AIRの画像
中国製だからと侮ってはいけない。そう思わせてくれるスニーカーに出会ってしまった。

仕事柄歩く仕事をしてるから靴は半年に一度買い替える。靴は仕事道具だから、なるべく安くて性能が良いスニーカーが良い。そんな都合のいい靴をアマゾンでポチポチ探してたら、謎に評判がいい中華スニーカーを見つけた。

Amazonレビューはサクラが多い。油断は禁物だが、レビューを熟読してもサクラじゃなさそう。半分本気、半分ネタのつもりでTorisky AIRを買ったから、実際仕事で使い倒してみて評判通りなのかガチレビューしてみた。

たろぼう
どうも、たろぼうです。ツイッターやってます。お問合せはこちら

Amazonで買った謎のスニーカー

Torisky AIRの画像

 

 

[Torisky] スポーツシューズ ランニングシューズ Air スニーカー エア クッション性 カジュアル アウトドア 通勤 通学 日常着用 メンズ レディース

商品名がなっがい。色んな要素を名前に詰め込んだこの感じ、まさしく中華商品。Amazon中級者なら匂いたつ地雷臭に恐れおののくだろうが、上級者は覚悟(自爆)が違うのだ。

元々靴に詳しくないからToriskyってメーカー知らないんだけど、たぶんほとんどの人も知らない。

買う前にネットで評判を調べてみたんだけど、詳細は出てこなかった。Amazonレビューは概ね高評価だったんだけど、Amazonのレビューは信じてはいけない。

梱包チェック

Torisky AIRの画像

中国から輸送されてきた割に綺麗。

予想では中国から発送されてきました感たっぷりの薄汚れた袋で来ると思ってたのに、嬉しい誤算。Amazonの中国ブランド商品を買うと、梱包も商品も結構酷い状態で届くことが多い。これは期待できるのでは…。

Torisky AIRの画像

プチプチの梱包とかはされてないけど、一応袋に入ってる。頼む、綺麗な状態で届いてくれ!

Torisky AIRの画像

はい、綺麗。普通に綺麗。これだけ綺麗な状態で届くんなら全く問題ない。幸先がいい。

靴の各部チェック

Torisky AIRの画像

一見して綺麗な状態だけど、この手の商品は到着時点で壊れていてもなんら不思議じゃない。海の向こうの検品は全くあてにできない。適当に品質保証シールを貼る=検品完了なんてザラ。

それぞれの部分をよく確認してみよう。

アッパー

Torisky AIRの画像

 

厚めのメッシュでコンクリートブロックに擦っても特にほつれたりしなかった。耐久性は意外にありそう。

全周メッシュ生地だから普通のウォーキングシューズやメッシュ生地が少ないスニーカーよりは断然涼しい。ただメッシュが厚いから期待以上に涼しくはない。真夏は普通の靴と同じく汗まみれになりそう。

仕事柄しゃがむことが多いけどアッパーの形が崩れることもない。思ったより丈夫。

 

ライナー

Torisky AIRの画像

Torisky AIRの画像

素晴らしい!

インナーソールを取ってみると、しっかりアッパーとソールが縫製されている。見えないところも手が抜かれてない。日本製だと当たり前のことも中国製は当たり前じゃない。適当な仕事をされがちなインナーをまともに作ってあるのはありがたい。

安い靴で注意しなければならないのが、この部分。縫製じゃなくて、接着剤だけでアッパーとソールがくっつけられていることがあるんだけど、その製法は耐久性がゴミだし側面から破れやすい。使用頻度が少ないタウンユースならありかもしれないけど、ワークシューズでは使えない。

インナーソール(中敷き)

Torisky AIRの画像

Torisky AIRの画像

一見した感じ、約5㎜の薄いインナーソール。立体的な構造かつ裏にハニカム加工がされていて、見た感じ通気性が確保されてそうに見える。

残念ながらあまり効果はない。インナーソールが薄すぎてハニカムの隙間が十分確保できていない。空気の循環もおこらないし溜まった熱の逃げ場もない。

履き心地はいいから及第点といった所。インナーソールの耐久性はなさそうだからある程度履いたら交換したほうが良い。

★追記★

1ヶ月使用してみたが、インナーソール表面の「Running」のプリントは一瞬で剥がれた。インナーソールは100均のモノでもいいから交換したほうが良いかも。

ミッドソール

Torisky AIRの画像

一番の売りポイントのAIRクッション。空気漏れがないかチェックしたけど問題なし。

強めに踏んだり、はしごの昇降で負荷をかけても機能的には問題なし。

アウトソールが削れて、いづれAIRの部分が破れると思うけど、それは本家のAIR MAXでも同じだからデメリットとしてはカウントしない。

アウトソール

Torisky AIRの画像

濡れたタイル床、破片だらけのコンクリート床、泥だらけの倉庫床などハードな状況で使ってみたけど、特に問題なし。特別グリップする訳でもないし、滑りやすい訳でもない。

一日平均7000歩(約5㎞)ほど歩くんだけど、靴底の減りも標準的。安いペラペラ靴だと1ヶ月位で穴が開くけどこれは大丈夫そう。

ここの耐久性で、この靴の真価は問われる。ミッドソールのAIRクッションがいくら良くても、底のほうから穴が開けば空気が逃げる。歩くたびにピコピコ鳴る子供靴の出来上がり。

ワンシーズン履いてみて、どの程度削れるのか実験中。

性能評価

通気性

Torisky AIRの画像

強めの風が吹くと中まで感じるくらいには通気性はある。ただし、完全に蒸れから解放されるほどの性能はない。メッシュ生地の少ないスニーカーや防水のウォーキングシューズよりかは蒸れにくい程度。

アウトソールがMD素材

Torisky AIRの画像

商品ページでやたら押しまくってたMDソール。MDソールは要するに合成ゴムのことで薄い・柔らかい・耐摩耗性とアウトソールにうってつけの素材。

仕事柄よくしゃがむから、靴底が柔らかいのは良かった。なんかデメリットがないか調べてみたけど底がゴムだから通気性が悪いくらい。

仕事靴のアウトソールを皮にするほど酔狂じゃないから合成ゴムで問題ない。

AIRクッション機能

Torisky AIRの画像

今まで町の靴屋で買ったウォーキングシューズを使ってたから、AIRクッションなんか履いたことなかった。だから期待度はMAXだったんだけどそこまで恩恵は感じられなかった。

別にソールのクッション性能には文句ないんだけど、これはAIRのおかげなのか、元々ソールに厚みがあったからなのか正直違いは分からなかった。

ここに関しては正直好みの問題。なんとなくかっこいい気がするから個人的には好ましい。

まとめ

3000円の靴にしては十分すぎる。率直にこのくらいのクオリティなら4000円出しても良いと思った。春から秋までは使えそうだけど、アウトソールが薄いからそこまで持つかはまだ分からない。実際に履き続けてみてどうなるか実験中。結果は後日更新する予定。

正直、クオリティの高さに驚いてる。安い・履き心地良い・手抜きじゃないちゃんとした靴だった。タウンユースなら全く問題ない。今回は仕事用のワークシューズとして選んだけど、普通にプライベート用にも欲しい。今使ってるReebok(リーボック)が壊れたらToriskyの他の靴を買ってみたい。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

たろー

ガジェット好きが高じてガジェット系ブログを運用中。ガジェット紹介にとどまらず、市場的なポジショニング分析、値段とスペックのコスパ分析をして、読者が本当にそのアイテムに適しているのか判断できるような記事作成を心がけております。

-ガジェット