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【CASIO CA-53W-1Z レビュー】電卓は飾り。でもカッコイイ。

CA-53W-1Zの画像

まず普通の人は買おうと思わないダサいデザイン。時計趣味を拗らせて感覚が麻痺してくると、妙にカッコイイ時計に見えてくる。

一度見たら忘れることはない唯一無二なデザイン。そんな変な腕時計CA-53W-1Zをレビューしたい。

たろぼう
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CA-53W-1Zの特徴

CA-53W-1Zで言えることは一つしかない。
この変な時計を「カッコイイ腕時計」と思えるかどうか。以上。

これはふざけてるんじゃなくて、マジでこの一点しか推すポイントがない。

逆に言えばデザインが気に入れば他の些末なデメリットなんてどうでも良い。

一部の時計マニアでは有名な話なんだけど、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主人公マーティが劇中で装着してたり、映画「ダークナイト」のジョーカーが劇中で装着してるらしい。知らなかった。

CA-53W-1Zのスペック

ケース素材樹脂
ケース直径・幅35 ㎜
ケース厚8 ㎜
バンド素材合成樹脂バンド
バンド幅20 ㎜
機能カレンダー表示

アラーム機能

ストップウォッチ機能

本体重量25 g
ムーブメントクォーツ式
防水性日常防水

腕時計に見えない唯一無二のデザイン

CA-53W-1Zの画像

「僕は時計じゃありません、電卓です」と言わんばかりの大胆なデザイン。ケースの2/3がボタンで制圧されているが、そのおかげで唯一無二の存在感を得ている。

ケース厚が8㎜と薄いから袖から見えてもスマートだし色もシックな黒で目立たない。個性的な時計を着けたいけど、悪目立ちしたくない我がままさんにはピッタリ。

着けてみると思った以上に目立たないから、自分から言わないと周りに気づかれないまである。

CA-53W-1Zのサイズ感

CA-53W-1Zの画像
人によって手首の幅は違うけど、標準よりやや手首が細くても問題ない。逆に手首がゴツイ人だと太めのブレスバンドに見えるかもしれない。

四則演算ができる電卓機能

Calculator List Hand Calculation - Immoprentice / Pixabay

Immoprentice / Pixabay

割り算、掛け算、引き算、足し算ができる。なんと小数点も対応。普通の電卓と同じ8桁まで表示可能でボタンの設置間隔が広いから意外と押しやすい。

操作性はよくない

ただ思ったより押しやすいだけで、普通に使いづらい。正直こんな小さいボタンをポチポチするよりポケットからスマホを取り出して計算する方が早いし確実。

電卓っぽいデザインがカッコイイのであって、実際に電卓機能を実務で使ってもストレスでしかない。あくまで電卓はデザインと割り切った方が幸せになれる。

 

電卓以外にも機能たっぷり

忘れがちだが電卓以外にも3つ機能がある。

  • ストップウォッチ機能
  • アラーム機能
  • デュアルタイム機能(1つだけ時刻を別にセットできる)

カシオと言ったら多機能のイメージが強い。その例にもれずCA-53W-1Zも機能が付加されている。比較的安いカシオスタンダードのモデルでもいっぱい機能がついてるのは嬉しい。

設定が超難解

CA-53W-1Zの説明書

正直全部使いづらい。設定方法がとにかく分かりにくい。説明書を見ながらじゃないと絶対設定できない。その説明書も豆辞書かと思うくらい細かいし見る気もなくなる。俺は一度も使ってない。

CA-53W-1Zのよかった点

超軽い

腕時計の重さ表

本体重量25gは腕時計でも最軽量クラス。軽い時計のイメージは大体50gなんだけどその半分の重さ。ハチャメチャ軽い。金属パーツは一切なし、風防も樹脂でとにかく軽い。薄いバンドと相まって長時間装着しても疲れない。

細腕でも無問題

ケース直径35㎜とコンパクトかつバンドも薄いから細腕ユーザーも安心。細腕あるあるで「手首が細すぎて時計が似合わない」とか「バンドを締めたけど余ったバンドが邪魔」があるんだけど、これに関しては心配しなくていい。

日常防水あり

Raindrops Water Pool Rain Ripples - Mylene2401 / Pixabay

Mylene2401 / Pixabay

日常防水とはいえ無いよりマシ。水場の使用や手洗いの際には気をつけたほうがいいだろう。とにかくボタンが多いから水の侵入経路は無限にある。日常防水がなかったら自分の汗で壊れるかもしれないからあってよかった。

電卓入力時に音が鳴る

この手の電卓で一番嫌なのは計算ミス。ただでさえ操作性が悪いのに計算ミスでやり直しは避けたい。幸いにCA-53W-1Zの電卓機能は音が鳴るから意外に誤操作が少ない。

しつこいようだけど計算するならスマホを使ったほうが絶対に楽。スマホが使えない特殊な環境ならアリ。

CA-53W-1Zのイマイチなところ

視認性は最低レベル

CA-53W-1Zの画像

電卓ボタンのせいで液晶が超小さい。時刻の視認性も超悪い。

曜日が表示されるのは嬉しいけど更に液晶を圧迫して視認性は最悪。夕方になるとほぼ見えなくなるから時刻を確認するときに明かりを探してウロウロする羽目になる。ギャグかな?

ライト機能なし

チプカシですら標準装備のライト機能がない。一生使わないデュアルタイム機能なんかよりライトをつけてほしい。元から小さい液晶なのにライトもないから暗い場所では大人しくスマホを取り出す羽目になる。ナンセンス。

バンドがしょぼい

CA-53W-1Zのバンド

1000円で買えるチプカシのバンドとほぼ同じ。そのくせ替えバンドが絶滅寸前で本体より高い。一応バンド幅20㎜の汎用バンドは使えるけど、ケースが独特な形状をしてるから結局は純正バンドが一番しっくりくる。バンドが切れたら買いなおす方が安いジレンマ。

まとめ

CA-53W-1Zの悪いところをいっぱい書いたけど、最初に言った通りデザインが気に入れば今まで書いたデメリットなんて気にしなくていい。使いにくい電卓機能なんて使わなくていいし、使い勝手最悪なアラーム・ストップウォッチ機能なんか無視すればいい。

CA-53W-1Zの最大の魅力は唯一無二のデザインであり、最低限時刻が分かれば問題ない。
機能に期待しているなら不幸になるけど、デザインに惹かれているなら十分おススメできる一品。


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たろー

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